こんにちは。レーク総合法律事務所事務局です。
令和4年1月10日(月曜・祝日)は各自治体によって名前は違うと思いますが「成人式」が行われた地域も多いのではないでしょうか。
大津市では「20歳(はたち)のつどい」と名前を変更して行われたそうです。
令和4年4月1日施行の民法改正により,成年年齢が20歳から18歳に引き下げられます。
大津市では成年年齢引き下げ後の成人式について,国県および県内他市町の動向を注視しつつ,検討を重ねた結果,令和4年(2022年)以降も現行どおり「20歳」での開催としたそうです。
理由としては,18歳を対象とした場合,進路を決める時期と重なり,進学や就職を控えている多くの方やその保護者に負担がかかる恐れがあるため。そして,民法では成年年齢が18歳に引き下げられますが,飲酒や喫煙などの年齢制限がなくなる区切りが20歳であり,大学生や社会人等としての経験を積むことにより,「大人」になったことの自覚と社会の一員としての責務を再認識していただきたいという思いから,だそうです。
成人が18歳に引き下げられましたが,飲酒・喫煙・競輪・競馬・競艇は引き続き20歳にならないと行うことができません。
ですが,クレジットカードを作ったり,携帯を契約したりすることも自分1人で行えるようになります。ひとり暮らし用のアパートを借りたり,引っ越しの手配をしたりすることも親の同意なしで行えます。
成人になり自分1人でできることが増えますが,その責任も自分で負わなければならなくなります。今後,18歳になったばかりの新成人を狙う詐欺がでてくるかもしれませんし,何か困ることが増えるかもしれません。
新成人の皆様が笑顔で「20歳(はたち)のつどい」を迎え,これからの人生に沢山の出会いと幸せがあるように祈っています。
何かお困りの際は,お気軽にご相談ください。
レーク総合法律事務所事務局